ばあちゃんに会ってきたよ

父方のじいちゃんばあちゃんが亡くなった時は大学生で、数年来会ったことある親戚ばかりだったんで、なんというか人の死に際して宴会というのが自分の中では不条理で、そんなことばかり考えて理解できずに葛藤していたことばかり思い出す。泣いてなかったんかな〜と思い出すとやっぱり泣いてたと思う。若さゆえの葛藤ばかりが印象強い。

今回母方のばあちゃん(享年91歳)の通夜の準備も手伝ったので感情的な高ぶりが強かったかもしれない。
お棺にばあちゃんを移す前に一人一人湿らせた脱脂綿で体を拭いてあげた。
死に化粧してあるばあちゃんは小さくてかわいくてきれいでただ眠っているだけみたいだった。
そんなばあちゃんの顔を拭いてあげた時、怖くてゾッとしたと同時に涙がこみあげてきた。
男手でお棺に移す時やばあちゃんの顔の周りに花を飾る時も周期的に涙があふれた。
孫10人で御供えを出した通夜での焼香ではまともに写真を見れてない。
これからはばあちゃん家とは呼ばないばあちゃん家に戻り帰りがけに、小さい頃本当にかわいがってもらい喪主を務めた長男で通称あんちゃんにまた来てなと言われまた涙がこみあげた。

泣いてるばかりでもなくこんなときくらいしか集まれないし親戚のおじさんおばちゃんにいじられつつもいじりかえす、そんなやり取りもいいがねて楽しく思った。
いとこの娘が中学生になっててびっくり。もうお母さんより背でかいしね。既に俺もおじちゃんやん。今度てつや兄ちゃんて呼ばせるように教育しよう。

今千葉に戻る電車でこれを書いてる。
告別式出れなくてばあちゃんごめんね。またすぐ会いに来るよ。